「インフルエンザの情報は、どこで分かるの?」
「住んでいる地域の流行状況が知りたい」

…など、インフルエンザの最新情報や流行状況が気になる方も多いのではないでしょうか。

全国的な発生状況は TV のニュースや新聞で知ることができますが、市区町村など狭い地域の情報は伝えられにくいものです。

ここでは主に、

  • インフルエンザ情報の調べ方
  • 各都道府県別の情報掲載サイト

…について、ご紹介します。

また、今季のワクチンや流行しているウイルスの種類など最新情報も載せましたので、先に知りたい方は「3.今季( 2016 / 2017 )の最新情報」からチェックしてみてください。

1.インフルエンザとは

インフルエンザは高熱や体の痛みなど、つらい症状が現れる感染症です。原因はインフルエンザウイルスで、咳やくしゃみによって人から人へ感染します。

流行する時期は、毎年 11~3 月の春先にかけて

冬に流行するのは、

  • ウイルスが低温かつ乾燥した環境に強い
  • 喉や鼻の防御力が低下する

…といった 2 つの理由が考えられます。

1-1.現れる症状

インフルエンザは、風邪よりも重い症状が急に現れるのが特徴です。主な症状をご紹介します。

インフルエンザで現れる症状

・全身症状
…発熱、寒気、倦怠感、関節痛・筋肉痛、頭痛

・呼吸器症状
…喉の痛み、鼻水、咳

・消化器症状
…腹痛・下痢、吐き気・嘔吐

症状からインフルエンザを判断する方法と今すぐできるセルフケア3選」の記事で、詳しい症状の特徴やセルフチェックをご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

1-2.インフルエンザワクチンの効果

インフルエンザはワクチンを打つこと(予防接種)で、発症や重症化をある程度、防ぐことができます

年代別の発症予防率をご紹介します。

  • 成人 ( 64 歳未満) 70〜90 %
  • 高齢者( 65 歳以上) 30〜40 %
  • 子ども( 6 歳未満)   20〜30 %

さらに高齢者では、入院などの重症化予防率が約 80 %と高いことが分かっています。そのため「かかった際に症状が重くなるのを防ぐ」といった意味でも、ワクチンは効果的です。

ワクチンの詳しい効果や副反応、予防接種の回数や費用などは、「インフルエンザの予防接種|6つの疑問と接種後の注意点を全解説」「インフルエンザワクチンの正しい効果|不安や疑問を解決する情報集」の記事で詳しくご紹介しています。

2.流行情報の調べ方

インフルエンザをはじめ定期的な流行が予想される感染症は、厚生労働省で患者数の調査が行われています。

患者数によって、

  • 流行開始 < 注意報 < 警報

…の 3 段階に流行レベルが分けられ、週ごとに状況が公表されます。

こうした流行情報は、厚生労働省や各都道府県の Web サイトで確認するのが便利です。

2‐1.全国の情報を調べる

全国や都道府県単位での流行情報は、「NIID 国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」」の Web サイトで調べるのが便利です。

全国的な流行レベルや今シーズンの最新情報が掲載されています。

患者数や入院患者報告数、年齢別患者数の全国集計のほか、都道府県別の流行レベル、流行中のウイルスなどを知ることができます。

2‐2.市区町村の情報を調べる

市区町村単位の詳しい流行情報は、

  • 都道府県庁
  • 各都道府県の感染症情報センター

…といった Web サイトで確認できます。

市区町村や地域単位での流行レベルを確認できるほか、学級・学年閉鎖になっている学校名が公表されている場合もあります。

以下に、47 都道府県別の Web サイト一覧をまとめました。知りたいところのリンクを確認してみてください。

都道府県別 インフルエンザ情報 Web サイト

【北海道】
北海道感染症情報センター HP「インフルエンザ」

【青森県】
青森県庁 HP「青森県の感染症発生状況」

【岩手県】
岩手県感染症情報センター HP「岩手県内におけるインフルエンザの報告状況」

【宮城県】
宮城県医師会 HP「宮城県医師会と宮城県地域医療情報センターが提供する宮城県内感染症情報・ウイルス分離状況」

【秋田県】
秋田県感染症情報センター HP「インフルエンザ」

【山形県】
山形県衛生研究所 HP「山形県感染症発生動向調査〈山形県感染症情報センター〉」

【福島県】
福島県 HP「福島県感染症発生動向調査報告〈衛生研究所〉」

【茨城県】
茨城県庁 HP「インフルエンザ流行情報( 2016-2017 シーズン)〈茨城県感染症情報センター〉」

【栃木県】
栃木県感染症情報センター HP「最新の患者情報」

【群馬県】
群馬県庁 HP「群馬県内の最新の動向」

【埼玉県】
埼玉県 HP「インフルエンザ流行情報〈感染症情報センター〉」

【千葉県】
千葉県感染症情報センター HP「インフルエンザ情報」

【東京都】
東京都感染症情報センター HP「インフルエンザの流行状況(東京都 2016-2017 年シーズン)」

【神奈川県】
神奈川県衛生研究所 HP「 2017 年(平成 29 年)週報および当該週に流行した感染症の発生状況〈感染症情報センター〉」

【新潟県】
新潟県 HP「新潟県感染症情報(週報)」

【富山県】
富山県感染症情報センター HP「富山県のインフルエンザ患者報告」

【石川県】
石川県 HP「石川県の感染症発生動向調査〈石川県感染症情報センター〉」

【福井県】
福井県 HP「インフルエンザ流行中!〈感染症・保健衛生〉」

【山梨県】
山梨県 HP「山梨県インフルエンザ流行マップ〈山梨県感染症情報センター〉」

【長野県】
長野県 HP「長野県感染症情報」 

【岐阜県】
岐阜県リアルタイム感染症サーベイランス HP「インフルエンザ流行状況」

【静岡県】
静岡県公式 HP「県内のインフルエンザ流行状況について〈感染症情報センター〉」

【愛知県】
愛知県 HP「保健所別・定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数マップ〈愛知県衛生研究所〉」

【三重県】
三重県感染症情報センター HP「インフルエンザ情報メニュー」

【滋賀県】
 滋賀県 HP「滋賀県感染症情報〈滋賀県感染症情報センター〉」

【京都府】
京都府 HP「感染症情報(週報);インフルエンザ〈京都府感染症情報センター〉」

【大阪府】
大阪府感染種情報センター HP「インフルエンザ関連情報」

【兵庫県】
兵庫県立健康生活科学研究所 健康科学研究センター HP「兵庫県感染症情報センター」

【奈良県】
奈良県 HP「奈良県感染症情報センター」

【和歌山県】
和歌山県 HP「県内のインフルエンザ様疾患発生状況」

【鳥取県】
鳥取県 HP「インフルエンザ情報〈鳥取県感染症情報センター〉」

【島根県】
島根県感染症情報センター HP「インフルエンザ情報」

【岡山県】
岡山県 HP「インフルエンザ情報〈感染症情報センター〉」

【広島県】
広島県 HP「インフルエンザ情報〈広島県感染症・疾病管理センター(ひろしま CDC )〉」

【山口県】
山口県感染症情報センター「今冬のインフルエンザ流行情報( 2016-2017 年)」

【徳島県】
徳島県 HP「徳島県感染症発生動向調査情報-インフルエンザの発生状況-」

【香川県】
香川県 HP「インフルエンザ等対策」

【愛媛県】
愛媛県HP「インフルエンザ情報( 2016/2017 シーズン)〈愛媛県感染症情報センター〉」

【高知県】 
高知県 HP「感染症情報(週報・月報)〈衛生研究所〉」

【福岡県】
福岡県 HP「インフルエンザ情報」

【佐賀県】
佐賀県感染症情報センター HP「インフルエンザ」

【長崎県】
長崎県 HP「季節性インフルエンザ〈感染症対策〉」

【熊本県】
熊本県 HP「インフルエンザ〈感染症情報〉」

【大分県】
大分県 HP「インフルエンザに関するお知らせ〈安全安心情報〉」

【宮崎県】
宮崎県 HP「インフルエンザ〈感染症対策〉」

【鹿児島県】
鹿児島県 HP「インフルエンザの発生状況について」

【沖縄県】
沖縄県 HP「インフルエンザ関連情報〈沖縄県感染症情報センター〉

※ 掲載する Web サイトは、① 県庁など公的機関である、② 情報量が多い、といった基準から医療相談ドットコム編集部が選定。

2-3.おすすめインフルエンザアプリ

インフルエンザの情報を提供するスマートフォン用アプリもあります。おすすめアプリを 2 つ紹介しますので、参考にしてみてください。

◆ インフルエンザアラート お天気ナビゲータ(日本気象株式会社)

気象データを活用したサービスを提供する日本気象株式会社の「インフルエンザアラート お天気ナビゲータ」。

設定した市区町村の「インフルエンザ警戒指数」が 4 段階で表示されます。10 分ごとに更新されるため、流行状況をリアルタイムで知ることができます。

Android
iPhone

◆ インフルレポート(順天堂大学)

健康総合大学として医療・健康系の学部や附属の医療機関をもつ順天堂大学の「インフルレポート」。

勤務先や通学先など比較的狭いエリアの流行状況が確認できます。また体温を記録する機能も搭載されており、インフルエンザにかかった際の体調管理にも役立ちます。
※ 利用には、本アプリが行うインフルエンザに関する調査(アプリ利用開始時に登録作業が必要)に参加することが条件。

iPhone

3.今季( 2016/2017 )の最新情報

インフルエンザに関する今シーズンの情報をご紹介します。

◆ 全国的な流行状況
…11 月末に流行開始。2 月にピークを迎え 3 月も全国的に警報レベルにある。

◆ 流行している種類
…「香港型」とよばれる A 型インフルエンザ

◆ ワクチン
…流行中の「香港型」を含む計 4 種類のウイルスに対応

今季の診療には、吸入タイプの抗インフルエンザ薬である「イナビル」が多く使われているようです

イナビルは 1 回で服用が完了するのが特徴。流行している「香港型」に対して比較的、効果が高いとされています。

4.感染を予防する方法

インフルエンザにかからないためには、「ウイルスを体に入れないこと」、「免疫力を低下させないこと」が重要です。

高い効果が期待できるのは、

  • マスクを隙間なく着用
  • 手洗いは石けんで 15 秒間以上
  • 衣類や持ち物の除菌
  • 水分補給はこまめに
  • 食生活はバランス良く
  • 睡眠は適切な時間を(目安は 7 時間)

…これらの予防法です。

予防法全般について知りたい方は…

予防に役立つ食べ物を知りたい方は…

の記事をチェックしてみてください。

5.まとめ

インフルエンザの最新情報や、流行状況を知る方法をまとめました。

◆ 全国の情報

…厚生労働省の Web サイト( NIID 国立感染症研究所 HP)からチェックする。

分かること:
全国の患者数、流行レベル、流行中のウイルス など


市区町村の情報

…各都道府県の「都道府県庁」「都道府県の感染症情報センター」の Web サイトからチェックする。

分かること:
市区町村や地域単位での流行レベル、学級・学年閉鎖になっている学校名 など

公表される情報は、週単位で更新されます。こまめにチェックして、日々のインフルエンザ対策に活かしてください。

◆ 参考文献